2018-09-15 夢の曲線をなぞる マシュマロの現実離れした甘さと、あの不確かな固さは、他人の夢を食べているみたいで気持ちが悪い、悪夢ではなくて叶わなそうな夢。 それらが詰まった一袋、いつだって純白だった。 美しいね、カテナリー曲線のようだよ、嫋やかで、角が立つことがない。 商品を補填する店員、この店員もこの店に補填された身、隣にいるわたしの居場所は、何処。 他人の夢を軽く指で確かめてから店を出た。 模様替えをした部屋は、まるで他人の部屋みたいだ。