外みたいな内と床みたいな私

 

正月、天井みたいな床に、いつか見た床みたいな壁に想いを馳せて、仰臥することに明け暮れていた。所在無く一枚の板になりそうだったので、精一杯歩いたが、足元のことばかり思うあまり、ついに理想の散歩には成り得なかった。(悲しい)

友人との邂逅に怯えつつも期待し、身を翻した先で安堵した。そこは書店だった。

その孤独と安堵目まぐるしく、さながら吹雪く外界のようだった。つまり私は全てが外になっていたのだった!どこに行っても外ならと、そこから出発し続けた。出続けた瞬間に孤独から解放された気がした。さて私は外であり続けようと思う。(今年の抱負)