つづかないということ
近頃 宇宙について考える 考えてしまう
考えども考えども 考え尽きることがない
どこまでも続き過ぎていることに 脳みそが追いついていかなくて あたまが後ろに落っこちそうになる なぜならわたしはどこまでも続かないから
永遠は強大で 今にも吸収されてしまいそうだと いつも畏怖している
何光年も続いていることに 畏敬の念を抱いている
宇宙に怯えていながらも それにわたしが含まれていること どうしてもわからない
いったい地球はいくつあるのか 知ったわたしは きっと知らなかったわたしを 見下すに違いない
わたしがいつまでも続かなくて わたしがいくつもなくて ほんとうによかったと思う
詩集を開くと いつだって元気が出た
今日は風が多い
風のような音楽を聴くが 外のに負けている