理由なく悲しむのは悲しいことではないのだから

‪急にお母さんのことを思い出すみたいにふと悲しくなることがあるのだけれど、悲しみの理由が分からなくて、でもそれはきっと芳香を放っていると思えるのは、まるでお母さんみたいだからなのだろうと考えている。

郷愁にも似た馥郁たる匂いで湛えられた私の悲しい体内は今にも潤び切りそうになる。悲しい匂いがついに溢れたことで流れる涙は淀みなく美しいので、どうかわたし、理由なき悲しみを悲しまないでくれ。

カネコアヤノを聴くと、そんな気分になる。彼女はとても素敵。

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