藤川 あひの

ahino fujikawa

優しさ全て弱さではありませんように

一見おとなしいし、確かにおとなしいのだけれど、実は静かにおとなしくない人が好き、そういう人になりたい。 やさしいねと言われるたびにその言葉が違和となり身体の全てに詰まって血液が壊されそう、わたしはやさしくなくいじわるなのだほんとうは。 弱さ…

理由なく悲しむのは悲しいことではないのだから

‪急にお母さんのことを思い出すみたいにふと悲しくなることがあるのだけれど、悲しみの理由が分からなくて、でもそれはきっと芳香を放っていると思えるのは、まるでお母さんみたいだからなのだろうと考えている。 郷愁にも似た馥郁たる匂いで湛えられた私の…

未来に放り続けているんだろうな

最近はというと、仕事を二つ掛け持ちして自ら怒涛を起こすも飲み込まれまいと奮闘している。 川上未映子の新刊、ウィステリアと三人の女たち をついに買い、嬉しくて嬉しくて、もったいないからもったいぶって読んでいる。 彼女の文書は石のように手強く、時…

浅はかな深さ

なぜこんなに紙しかない。 そう憤りながら働く書店員の毎日を、わっせわっせと紙たちで埋めている。 猫がにゃごにゃごと何かを言うので、私もごにゃごにゃと何かを言い返す。ちゃおちゅーるを持ち歩いているから、私は猫に対して今とても自信がある。 このま…

夢が年老いていく

‪今日は良い夢を見られそうだけれども悪い夢も付随してきそうな予感がしている。‬ ‪「わたしは付随したくない」そうメモに書いてあったのだけれど覚えていない。‬ ‪不安定な気持ちのせいで、すべてが傾いてしまって、今見ているものは縦なのか横なのか、前な…

脱出孔の発光

脱出孔がまだまだ光を放っていないので、それは塞がったまま、つまりは閉じ込められたままなのだけれど、そのままにするわけにはいかず無論、生きる。 殻に閉篭もるのではなく、閉じ込められているという言抜けで取り繕う。せっかく空いた孔穴も余計に繕って…

2018/03/26 (月)

色の違う桜が離れ離れに‪向き合う様が美しかった。その真ん中を通って帰った。‬桜の真ピンク、桜の真っ白、葉の真緑、春はすべてができたてでほかほかとしている。そしてモノクロからカラーに切り替わったように色が増大して甚だ忙しなく、‪得てして春は不得…

2018/03/10 (土)

「#もしもsnsがなかったら」 何かを日本一、世界一、と言い切れるほど一切の集計を取っていないというのに、やたらと日本一だの世界一だのと独りよがりな集計を取りたがり、他者がどう思っているのかを独りよがりに知りたすぎていると思うのです。 その日本…

2018/02/21 (水)

わたしは今、格好のつかない風邪を引いている。つまりは、ただの風邪を引いている。インフルエンザだったらまだしっかりと休めて、しっかりと気にかけてもらえるけれど、ただの風邪だから、ただいつもより少し遅く起きて、ただいつもより優しいご飯を食べて…

2018/02/14 (水)

起きしなに、「今日は風が多いな」と感じた。窓の微量な動きを認めたので、きっとそうだと思った。 無論、風吹き荒ぶ中、借りたdvdを返すべく歩いた。直前まで観ていた「夜は短し歩けよ乙女」のワンシーンに、風に吹き飛ばされそうになりながらも歩く黒髪の…

2018/02/02 (金)

今日は、演劇鑑賞すべく渋谷へ赴いた。青柳いづみの絶叫と、川上未映子の少女の、生々しい内側をみた。 "先端で、さすわさされるわそらええわ"音響、照明、映像、衣装、大道具、小道具、川上未映子の少女たち、青柳いづみの声、目線、曲線、一挙手一投足、肌…

2018/01/26 (金)

遅ればせながら、‪People In The Box / Kodomo Rengou を購入した。 ‬ 昨年の誕生日に友人から頂いたポータブルcdプレイヤーで、期待値を0以下にして、しゃがみながら聴いた。 正直あまりにもよい。4曲目あたりでぐったりとした。いちいち満ちているから、よ…

2018/01/23 (火)

変わったね、変わっちゃったね、と言うので、変わらせてよ、何者でもないものになって、そしたら何者にだってなれるのに、と言いました。 貴方が事実だと信じてやまなかったものが虚構だったり、それは裏切りだったり、常だと思っていたものも、気付かれない…

2018/01/21 (日)

あの〜、東京ってなんですか?どうして皆んな東京に群がるんですか、飢えた獣のように何を生かして何を排斥しようとしているんですか、私が今やっていることは東京でなくても出来るはずなんですが……… 東京に関わっていたいだけなのかもしれないな、他人の憧…